純金箔押

京仏壇のできるまで-純金箔押

漆が塗られてきた品物に、漆を接着剤として金箔を貼っていくのが金箔押です。1万分の1~2ミリというのはおそらく世界各地で使われている金箔の中では一番薄いのではないかと思います。その金箔の95%が金沢で生産されています。金箔には5種類あり、五毛、一号、二号、三号、四号に分けられています。それぞれ金銀銅の合金で、例えば、二号では金96.72%、銀2.6%、銅0.68%です。号数が少なくなるほどオレンジ色に見えます。 また箔の大きさは普通3寸6分角(109ミリ)と4寸2分角(127ミリ)を使用します。金箔押の道具は、漆刷毛、拭き綿(古綿)、箔ばし、真綿、払い刷毛等、昔ながらのものです。金箔を押す部分にはく漆を塗り、拭き綿等で全体を均一になるように拭いていきます。下地漆の乾き具合や、その日の温度、湿度を感じ取って漆の種類や漆の拭き具合、残し具合を決めます。その微妙ウェンツウェンツ名漆の粘り具合が金箔押しのすべてといえ、「重押」と言われる京都独特の艶をおさえた、むっくりとした重厚な輝きに仕上がるのです。時には二度押し、三度押しをして強度を増すこともあります。また、「ぬぐい粉」という技法があり、一度箔を押して乾かした後、もう一度その上に漆を塗り、拭き上げて消粉を蒔く京都独特のものです。この消粉は製箔の最終工程で箔を正方形に切った残りを膠と粘って粉にしたものです。

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